この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。
亀井：業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定評。毎月無料住宅ローン相談受付中。
勝村：関西圏の新築建売物件・中古物件を年間1,500棟以上チェックし、厳選した一戸建てをYouTubeで365日紹介。顧客の物件へのご要望に対する物件選定、比較などマッチング精度に定評。公式LINEでおすすめの公開前物件情報なども配信。
「転職したばかりで住宅ローンは難しいかも」「奨学金や車のローンがあるけど、審査通る？」「過去に延滞した記録があるから不安」──
住宅購入を検討している方から、こういったご相談をよくいただきます。実際、住宅ローンの審査では「勤務年数が短い」「他の借入がある」「自己資金が少ない」など、いわゆる“マイナスポイント”があると不安になるのは当然です。
しかし、結論から言えば、そうした事情があっても住宅ローンを通過させた事例は数多く存在します。
本記事では、住宅ローンアドバイザーとして実際に対応した中から、「これは参考になる」と感じた5つの成功事例をピックアップ。審査通過の背景や具体的な対策を、できるだけ専門用語を使わず、わかりやすくご紹介していきます。
成功事例①：転職3ヶ月でもフルローン通過
ポイント：同業種＋正社員＋年収維持が決め手
30代男性・奈良市在住。ご相談時点で転職後3ヶ月目というタイミング。一般的に住宅ローンでは「勤続1年以上」が望ましいとされる中、なぜ審査に通過できたのでしょうか。
解説：同業種なら勤続年数が少なくても借りることができる
まず、前職と現職が同じ業種（医療系）である点が評価されました。また、転職後も正社員で年収水準が変わらず、さらに過去5年の収入が安定していたことも信用材料となりました。
金融機関側は「転職＝リスク」ではなく、「転職後の雇用形態・業種・収入継続性」で総合判断するため、職種や条件次第では3ヶ月未満でも融資可決される例があります。
成功事例②：自己資金ゼロ・車ローンありでもOK
ポイント：「資金計画書」と「月々返済比率」の説得力
20代ご夫婦・生駒市で建売住宅を検討。貯金は少なく、車のローンも残っている状況。通常であれば審査が厳しくなるケースですが、ポイントを押さえたことで承認されました。
解説：返済比率次第で可能
最大のポイントは、「月々返済比率」を35％以内に抑えた計画書を提出したこと。収入に対して無理のない返済額になるよう、物件価格や諸費用を含めた“現実的なプラン”を組み、加えてご夫婦の安定収入（共働き）も加味されました。
また、諸費用も含めたフルローンの取り扱いに積極的な金融機関を選定した点も勝因です。
成功事例③：奨学金＋フリーランスでも審査通過
ポイント：過去2年分の確定申告＋「収入の裏付け」がカギ
30代女性・天理市在住。フリーランス（デザイナー）で個人事業主として活動中。奨学金返済中というハンデもある中、住宅ローンを通過しました。
解説：確定申告書で可能
ポイントは「収入の継続性」。過去2年分の確定申告で安定した売上と利益を証明。さらに、クライアントとの契約書や収入の入金履歴も提出し、「今後も安定収入が見込める」ことを丁寧に説明しました。
自営業・フリーランスの場合、「税金を抑えるために利益を少なく見せている」状態ではローンが通りにくいため、申告内容と実際の収入が一致していることが重要です。
成功事例④：育休中の女性が単独名義で審査通過
ポイント：職場復帰の証明＋育休手当の証明
30代女性・第一子出産後の育休中に物件購入を検討。「育休中＝収入減少」となるため、金融機関の審査が難しくなることもありますが、クリアできた理由は明確です。
解説：育休中でも借りられる
まず、勤務先からの「復職証明書」を取得。さらに、現在受給中の育児休業給付金の明細を提示し、生活基盤の安定性を訴求。
加えて、職場が大手企業であり、過去の勤続年数が長く評価されたことで「職場復帰後の収入が見込める」と判断されました。
成功事例⑤：過去に延滞記録があるが通過
ポイント：延滞後のクレジット履歴＋理由の説明
40代男性・大和郡山市。数年前に一度だけクレジットカードの支払いを延滞。その履歴が信用情報に残っていましたが、結果的には審査を通過しています。
解説：内容次第では借りられる
決め手は「延滞後のクレジット履歴の改善」。その後5年以上、遅延や滞納が一切なく、安定した利用履歴を継続していたことが大きな評価ポイントとなりました。
さらに、延滞の原因（当時の急な入院と手続き遅延）を文書で丁寧に説明。誠実な対応を見た金融機関が、現在の信用力を重視して承認した例です。
奈良県内の住宅ローン相談でよくある地域事情
奈良県の住宅ローン傾向
奈良県内では、「大阪へ通勤圏」となる地域（生駒市・香芝市・王寺町など）を中心に物件価格が比較的高めとなる傾向があります。土地価格に対して建物価格を抑えた建売物件が多く、フルローンで購入される方が非常に多いのが特徴です。
また、転職希望者や共働き世帯が多いため、「勤続年数の短さ」や「共働きでの合算」など、住宅ローンの相談内容も多様です。
よくある住宅ローンの相談Q&A
Q1. 車のローンと住宅ローンはどちらを先にした方がいいですか？
A. 状況によりますが、月々の返済負担が大きくなるようなら、住宅ローンを通す前に車のローンを完済しておいた方が審査に有利です。
Q2. 奨学金が残っていると審査は厳しくなりますか？
A. 毎月きちんと返済していれば大きなマイナスではありません。年収とのバランスが重要です。
Q3. 転職したばかりでも、ローンは組めますか？
A. 同業種・正社員であれば、転職後1〜3ヶ月でも可能な場合があります。金融機関の選定が重要です。
Q4. 自営業でも住宅ローンは通りますか？
A. はい、過去2〜3年分の確定申告書の内容と、安定した収入の証明があれば審査可能です。
Q5. 頭金が少ないですが購入できますか？
A. 諸費用込みのフルローンが組める金融機関もあります。無理のない返済計画がカギです。
Q6. クレジットカードの延滞があると絶対に通らない？
A. 軽微な延滞なら、その後の履歴次第で通過するケースもあります。
Q7. 共働きの場合、収入合算できますか？
A. 可能です。ただし、金融機関によって合算条件（扶養状況など）が異なります。
Q8. 育休中でもローンは申し込めますか？
A. 復職予定の証明があれば可能です。育児給付金などの収入証明も合わせて準備しましょう。
アーキセンス不動産へのご相談はこのような方におすすめです
奈良県で建売住宅を検討されている方から、以下のようなご相談を多くいただいています。
① 「ネットで良い物件がなかなか見つからない…」
→ 実は、建築中など大手ポータルサイトに未掲載の物件が多数あります。アーキセンス不動産では、不動産業者専用のデータベースからLINE登録者限定で新着情報を先行配信。また、ご希望のエリアや条件を送るだけで、一般公開前に希望エリアの未公開物件の個別提案が可能です。
② 「住宅ローンに不安があるが、ちょっと話し辛い…」
→ アーキセンス不動産では、転職直後の方・車のローン、奨学金などの他の借入がある方・頭金があまり用意できない方・過去に延滞履歴ありの方など、ローン審査でご不安を抱えられた方の住宅ローン通過実績があります。まずは、住宅ローンアドバイザーに詳細な状況をお伝え頂ければ、問題を整理した上で皆様に最適な金融機関、プランを提案いたします。
③ 「建売物件の追加工事がしたいけど、リフォーム会社を探さないといけないのかな？」
→ アーキセンス不動産はリフォーム部門がある為、入居前に食洗機、浄水器などの水廻り関連のオプション工事や、好みの位置に戸棚の造作工事、アクセントクロス工事、太陽光発電等の希望のリフォーム工事を完了することも可能です。リフォーム工事金額も住宅ローンに組み込める場合がありますので、ご相談ください。
④ 「この物件気に入っているんだけど、本当に買って大丈夫かな？」
→ 年間1,500棟以上一戸建て物件を調査するプロが、建物の品質・立地・価格バランスを客観的にアドバイスし、本当に購入しても良いか迷われている皆様にご判断いただく様々な物件資料、周辺状況などの資料を渡した上でご判断頂いております。
⑤ 「YouTubeで見た物件を内覧したいのですが、今週末に物件内覧できますか？」
→ 365日更新中のルームツアー動画と連動して、気になる物件は最短即日で内覧予約が可能です。ただし、建売物件は即日購入、アポイント確定していても前日、前々日などに先に内見された方で購入が決まる場合がある為、その際はご案内できないケースもございます。気になる物件がある際は、公開から早い段階でご希望を仰って頂けると内覧、購入できる可能性が高まります。
上記のいずれかに当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
（※各種相談・内覧予約はすべて無料です）
対応市町村一覧
奈良市、生駒市、大和郡山市、平群町、香芝市、三郷町、王寺町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、上牧町、広陵町、河合町、天理市、大和高田市、橿原市、葛城市、桜井市、御所市、明日香村、五條市、木津川市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市
※奈良周辺エリア（大阪府、京都府）からもお問い合わせも頂いております。
お問い合わせはこちら
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また、アーキ・センスではホームページに掲載している物件以外にもご提案できる物件が数多くございます。まずはお気軽にご希望をお聞かせください。どんなご相談にも丁寧に対応させていただきます。
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