この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。
業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定評。毎月無料住宅ローン相談受付中。
関西圏の新築建売物件・中古物件を年間1,500棟以上チェックし、厳選した一戸建てをYouTubeで365日紹介。顧客の物件へのご要望に対する物件選定、比較などマッチング精度に定評。公式LINEでおすすめの公開前物件情報なども配信。
「地震に強い家を選びたい」その想いに応える住まい
高槻市で新築戸建てを検討する方から特に増えているご相談が、
- 「大地震が来ても安心できる家に住みたい」
- 「子どもや家族を守れる強い住宅を選びたい」
というものです。
日本は世界有数の地震大国であり、実際に高槻市は2018年の大阪北部地震で大きな被害を受けた地域のひとつです。
その経験から「もし次に大きな地震が起きたら…」という不安を抱く方は年々増加しており、住まい選びにおいて「地震に強い住宅であるかどうか」が重要視されるようになってきました。
特に最近では、住宅購入の条件に「耐震等級3」を求めるご家庭が多くなっています。
耐震等級3とは、建築基準法で定められた耐震性能の最高ランクで、消防署や警察署といった防災拠点と同等の強さを持つレベルです。
つまり、想定される地震の1.5倍の揺れにも耐えられる設計であり、万が一の時にも家族の命と暮らしを守る安心感があります。
さらに耐震性能の高い住宅は、長期的に見ても資産価値が安定しやすく、ローンや保険の面でも有利に働くケースがあります。
そのため「家族の安全」と「資産価値の維持」という二つの視点から、耐震住宅への関心はますます高まっています。
そこで今注目されているのが、耐震等級3を標準仕様とした新築建売住宅です。地震に強い家を選ぶことは、安心して暮らすための大切な備えであり、これからの住まい探しにおいて欠かせない条件となりつつあります。
1. 耐震等級とは？
耐震等級は、住宅の耐震性能を示す国の基準で、1〜3までランクがあります。
- 耐震等級1：建築基準法の最低ライン（震度6強〜7で倒壊しない程度）
- 耐震等級2：等級1の1.25倍の強さ（学校や病院と同等レベル）
- 耐震等級3：等級1の1.5倍の強さ（消防署や警察署と同等レベル）
つまり、耐震等級3は最高ランクの耐震性能 を持つ家であり、安心感は段違いです。
地震保険も半額で入ることができます。
2. 高槻市で「耐震等級3」の家を選ぶメリット
- 地震時の安全性が高い
家族を守れる安心感がある。 - 住宅ローン減税や地震保険で有利
等級3の家は地震保険料が最大50%割引になる。 - 資産価値が落ちにくい
中古市場でも「耐震等級3」は強いアピールポイントになる。 - 長期優良住宅に認定されやすい
住宅性能が高いため、減税や優遇制度を受けられる可能性大。
3. 高槻市で耐震等級3の新築戸建てが多いエリア
- 阿武山・日吉台エリア
大規模分譲地で、耐震等級3を標準仕様にしている物件が多い。 - 真上町・芝谷町エリア
比較的新しい分譲地で、設計段階から耐震性を重視した住宅が多い。 - 高槻駅・高槻市駅周辺
駅近は土地が限られるため数は少ないが、ハイグレード仕様の建売で耐震等級3が見られる。
一建設・東栄住宅などの飯田GHD建売は基本的に耐震等級3です。
4. 価格相場（耐震等級3の新築建売）
- 駅徒歩10分以内：5,500万〜6,800万円
- 駅徒歩15分以内：4,500万〜5,800万円
- バス便・郊外エリア：3,800万〜4,800万円
→ 一般的な建売よりやや高めですが、安心・資産価値・保険料割引 を考えると十分に価値があります。
5. 耐震等級3の物件チェックポイント
- 建築確認済証や性能評価書を確認する
「耐震等級3」と書かれているか必ずチェック。 - 長期優良住宅の認定有無を確認
長期優良住宅なら補助金や減税メリットも大きい。 - 地盤調査の有無
耐震等級3でも、地盤が弱ければ意味がない。 - 施工会社の実績
建売会社によっては“耐震等級3相当”と表現する場合もあるので注意。
太陽光発電やV2Hなどと組み合わせると停電時にも電気を使うことができます。そういったオプション工事についてもご相談ください。
6. よくある質問（Q&A）
Q1：耐震等級3の建売住宅は高槻市に多いですか？
A：駅近では少ないですが、郊外の分譲地では増えています。
Q2：地震保険の割引はどれくらい？
A：耐震等級3なら最大50%割引になります。
Q3：リフォームで耐震等級3にできますか？
A：既存住宅では難しいです。新築時に選ぶのが最も確実です。
Q4：「耐震等級3相当」と「等級3」は違いますか？
A：違います。公的な認定を受けたものだけが正式な「耐震等級3」です。
Q5：価格はどれくらい高くなりますか？
A：同条件の建売より＋100万〜300万円程度が目安です。
まとめ
高槻市で新築戸建てを選ぶ際、家族の安全を第一に考えるなら 耐震等級3の建売住宅 が最も安心です。
多少価格は高くなりますが、安心・保険料の割引・資産価値の維持 を考えると、長期的にはむしろお得な選択と言えます。
「建売でも耐震性能にこだわりたい」という方は、未公開物件を含めた最新情報を押さえながら検討するのがおすすめです。
アーキセンス不動産へのご相談はこのような方におすすめです
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