業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定評。毎月無料住宅ローン相談受付中。

 
 

関西圏の新築建売物件・中古物件を年間1,500棟以上チェックし、厳選した一戸建てをYouTubeで365日紹介。顧客の物件へのご要望に対する物件選定、比較などマッチング精度に定評。公式LINEでおすすめの公開前物件情報なども配信。

 

香芝市で建売住宅の間取り図を見ていると、「LDK17帖」という表記をよく目にします。この数字を見て、「17帖は広い?」「それとも家族4人には狭い?」と判断に迷う方は多いでしょう。

帖数だけでは、そのLDKが本当に使いやすいかどうかはわかりません。なぜなら、LDKの広さは「間取りの形状(縦長か横長か)」「窓の位置、収納の有無」によって、実際の使い勝手が大きく変わるからです。

この記事では、香芝市の建売住宅で最も多く採用されている「17帖〜20帖」のLDKについて、狭く感じないための具体的な家具配置実例を解説します。LDKのサイズごとの特徴を理解し、「ちょうどいい」快適なリビングを手に入れるための参考にしてください。

建売でよくあるLDKサイズ別!広さのリアルと特徴

香芝市で供給される新築建売住宅のLDKは、主に16帖~20帖の範囲に収まります。それぞれのサイズが持つリアルな感覚と特徴を理解しましょう。

1. 15帖LDK:家具選びが重要な「コンパクト型」
  • 広さのリアル:L(リビング)とD(ダイニング)のスペースを分けるのが難しく、一体的な使い方になります。
  • 特徴:リビング部分を確保すると、ダイニングスペースが狭くなりがちです。特に和室やリビング階段と繋がっている場合は、実質的なリビング空間はさらに小さく感じます。
  • 向いている世帯:夫婦2人、または小さなお子様がいる3人家族。
2. 17帖〜18帖LDK:香芝市建売の「標準・バランス型」
  • 広さのリアル:リビングとダイニングを独立した空間として使える、最もバランスの取れたサイズです。
  • 特徴:建売で最も多いパターンで、縦長(約9m×3.2m)横長(約6m×4.5m)など、形状の選択肢が増えます。家具の配置によって開放感を演出しやすいです。
  • 向いている世帯:一般的な4人家族。
3. 19帖〜20帖LDK:開放感のある「ゆったり型」
  • 広さのリアル:アイランドキッチンや大型のソファを置いても余裕があります。隣接する部屋(和室など)がなくても十分な広さを感じられます。
  • 特徴:リビングとダイニングの間に通路のようなスペースができ、ゆとりが生まれます。価格帯が高めの物件や、土地が広い物件に採用されやすいです。
  • 向いている世帯:5人以上の家族、または来客が多い世帯。
 

同じ「18帖」でも、リビングの前に大きな掃き出し窓が2つある横長LDKは、採光が良く外と繋がるため広く感じます。一方、細長い縦長LDKは、奥まで光が届きにくく、帖数以上に圧迫感を感じることがあります。内覧時には、必ず窓の位置と採光をチェックしてください。

 

【実例】17帖LDKを狭く感じさせない「ちょうどいい」家具配置術

香芝市の建売で最も多い17帖LDKを、最大限に広く快適に使うための具体的な家具配置テクニックをご紹介します。

縦長17帖LDK(奥に光が入るタイプ)

キッチンから奥に向かってリビングが広がるタイプ。光が奥まで届きにくいのが弱点です。

  • 配置実例:
    • リビングとダイニングを明確に分けない:ダイニングテーブルをキッチン横に寄せ、その背後にソファを配置し、空間を一体化させます。
    • テレビの配置:キッチンと並行する壁面にテレビを設置。ソファとダイニングの両方から見られるようにすることで、空間を有効活用します。
    • 家具のサイズ:大型の3人掛けソファではなく、2人掛け+オットマン(スツール)にして、移動やレイアウト変更の自由度を高めます。
  • 狭く見せない工夫:リビング側の壁に鏡や光沢のある素材を取り入れ、奥の光を反射させる。
横長17帖LDK(窓が多く採光が良いタイプ)

キッチンと並行して窓が並び、光がたっぷり入るタイプ。最も広く感じやすい理想的な形状です。

  • 配置実例:
    • 窓を背にしたソファ配置:窓側を背にしてソファを配置すると、視線が奥(キッチン側)に抜け、開放感が強調されます。
    • ダイニングとリビングの間に動線を確保:大型のダイニングテーブルとゆったりとしたソファを置き、その間に1メートル以上の通路を確保することで、ゆとりを演出します。
    • 造作棚の活用:収納スペースを壁面に造作棚で作り付けることで、家具を減らし、床面積を広く確保します。
  • 狭く見せない工夫:家具の高さを低く揃え、天井を高く見せる。
 

「部屋が狭い」と感じる原因の多くは、実は収納量以上に“荷物の量”と“家具のサイズ感”にあります。建売の内覧では、間取り図にお手持ちのソファやダイニングテーブルの寸法をメモし、配置した場合の通路幅や動線を具体的にイメージしてみてください。
大きめの家具にこだわりすぎず、必要に応じてサイズを見直す判断ができると、リビングはぐっと使いやすく、心地よい空間になりやすいです。

 

「LDKサイズ」以外に見落としがちなチェックポイント3選

帖数以外にも、LDKの快適さに大きく影響する要素があります。内覧時に必ずチェックしてください。

1. リビング階段の有無と位置

リビング階段は空間を広く見せる効果がありますが、その分、階段がリビングの一部を占拠し、家具配置の自由度を奪います。また、冬場は暖気が逃げやすくなり、冷暖房効率が下がるため、光熱費にも影響します。

  • チェック:階段の位置が、テレビとソファの間に割り込んでいないか。扉付きのリビング階段か、オープンな階段か。
2. キッチンとダイニングの距離(配膳・片付けの動線)

LDKが広くても、キッチンからダイニングテーブルまでの距離が遠すぎると、毎日の配膳や片付けが非常に面倒になります。特に横長LDKで、キッチンとダイニングが離れがちな場合は注意が必要です。

  • チェック:キッチンからダイニングテーブルまでを実際に歩き、配膳動線を確認する。
3. 採光窓の「高さ」と「数」

光がたっぷり入る家は広く見えますが、単に窓が大きければ良いわけではありません。**高窓(ハイサイドライト)**は、プライバシーを守りながら光を取り込み、壁面を広く使うことができるため、家具配置に有利です。

  • チェック:隣家の窓の位置と、自宅の窓の高さが合っているか。高窓が採用されているか。
 

香芝市の建売は、子育て世帯向けにリビング横に和室や小上がりを設ける間取りが多いです。これはLDKの帖数に含まれないことが多いですが、戸を開ければLDKと一体化して使えるため、実質的な広さになります。

 

香芝市のLDKサイズに関するQ&A

Q1:「LDK17帖」で4人家族は狭いですか?

A:いいえ、狭くはありません。日本の建売住宅における標準的なサイズで、4人家族がリビングセット(ソファ、テレビボード)と4人掛けのダイニングセットを置くのに十分な広さです。ただし、大型の家具やピアノなどを置きたい場合は、19帖以上を検討すべきです。

Q2:LDKの広さを優先すると、他の部屋が狭くなりますか?

A:その通りです。建売住宅は延床面積が決まっているため、LDKを広く取ると、2階の寝室や子供部屋が5帖や4.5帖など、コンパクトになる傾向があります。LDKの広さと、各居室の広さのバランスをよく検討し、優先順位をつけましょう。

Q3:建売で「対面キッチン」と「壁付けキッチン」どちらが広く見えますか?

A:壁付けキッチンの方がLDK全体を広く見せられます。対面キッチンは人気ですが、キッチンと背後の通路で約2帖分のスペースを取ります。壁付けキッチンなら、そのスペースをリビングやダイニングに充てることができ、家具配置の自由度も上がります。

 

建売住宅のLDKは、照明計画も重要です。ダウンライト(埋込式)が主体の物件は、天井が高くスッキリ見えるため、帖数以上に開放感を感じられます。逆にシーリングライトが主体の物件は、天井に圧迫感を感じやすいです。内覧時に照明の設置方法もチェックしましょう。

 

アーキセンス不動産へのご相談はこのような方におすすめです

奈良県で建売住宅を検討されている方から、以下のようなご相談を多くいただいています。

「ネットで良い物件がなかなか見つからない…」

→ 実は、建築中など大手ポータルサイトに未掲載の物件が多数あります。アーキセンス不動産では、不動産業者専用のデータベースからLINE登録者限定で新着情報を先行配信。また、ご希望のエリアや条件を送るだけで、一般公開前に希望エリアの未公開物件の個別提案が可能です。

「住宅ローンに不安があるが、ちょっと話し辛い…」

→ アーキセンス不動産では、転職直後の方・車のローン、奨学金などの他の借入がある方・頭金があまり用意できない方・過去に延滞履歴ありの方など、ローン審査でご不安を抱えられた方の住宅ローン通過実績があります。まずは、住宅ローンアドバイザーに詳細な状況をお伝え頂ければ、問題を整理した上で皆様に最適な金融機関、プランを提案いたします。

「建売物件の追加工事がしたいけど、リフォーム会社を探さないといけないのかな?」

→アーキセンス不動産では自社にリフォーム部門があるため、購入後の工事もワンストップでご相談いただけます。たとえば、食洗機や浄水器の設置などの水まわり工事、好みの位置への戸棚の造作、アクセントクロス・エコカラット施工、カーポートや太陽光発電の設置工事など、ご希望に応じたリフォームを入居後に対応可能です。※ただし、建売物件の場合、入居前のタイミングでの追加工事には対応できないケースが多いため、引き渡し後のリフォームとしてご案内しております。

「この物件気に入っているんだけど、本当に買って大丈夫かな?」

→ 年間1,500棟以上一戸建て物件を調査するプロが、建物の品質・立地・価格バランスを客観的にアドバイスし、本当に購入しても良いか迷われている皆様にご判断いただく様々な物件資料、周辺状況などの資料を渡した上でご判断頂いております。

「YouTubeで見た物件を内覧したいのですが、今週末に物件内覧できますか?」

→ 365日更新中のルームツアー動画と連動して、気になる物件は最短即日で内覧予約が可能です。ただし、建売物件は即日購入、アポイント確定していても前日、前々日などに先に内見された方で購入が決まる場合がある為、その際はご案内できないケースもございます。気になる物件がある際は、公開から早い段階でご希望を仰って頂けると内覧、購入できる可能性が高まります。

上記のいずれかに当てはまる方は、お気軽にご相談ください。

(※各種相談・内覧予約はすべて無料です)

対応市町村一覧

奈良市、生駒市、大和郡山市、平群町、香芝市、三郷町、王寺町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、上牧町、広陵町、河合町、天理市、大和高田市、橿原市、葛城市、桜井市、御所市、明日香村、五條市、木津川市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市

※奈良周辺エリア(大阪府、京都府)からもお問い合わせも頂いております。

香芝市の建売でよくあるLDKサイズを解説。「17帖リビング」は本当に狭い?縦長・横長LDKの家具配置実例と、広く見せるための「窓の位置」「リビング階段」のチェックポイントをプロが紹介。

アーキセンスの家探しに少しでも興味を持ったら

お問い合わせ

お家探しのご希望は、こちらからお問い合わせください。

また、アーキ・センスではホームページに掲載している物件以外にもご提案できる物件が数多くございます。まずはお気軽にご希望をお聞かせください。どんなご相談にも丁寧に対応させていただきます。

LINEでのお問い合わせもお勧めしております。

電話番号: 072-628-2210

LINE : https://lin.ee/WBlLwTm

問い合わせフォーム

フォームからのお家探し依頼も可能です。

簡単お家探しアンケート (所要時間約3分) にご協力ください。