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「生駒市で新築一戸建てを探しているけれど、図面を見るとLDKが17帖前後ばかり…。今の賃貸より広い数字のはずだけど、家具を入れたら狭くなるのでは?」

このような不安をお持ちではないでしょうか。

結論から申し上げますと、生駒市の新築建売市場において「LDK17帖」は最もスタンダード、かつ「最も使い勝手のバランスが良い」サイズです。決して狭くはありません。しかし、「ただの17帖」と「使える17帖」には大きな違いがあり、家具の配置(レイアウト)次第で、20帖以上の広さに感じることもあれば、14帖程度にしか感じられないこともあります。

今回は、年間1,500棟以上の物件を見てきた現場の視点と、資金計画のプロの視点から、生駒エリアの標準的な「17帖LDK」を最大限に広く見せる家具配置のコツと、内覧時のチェックポイントを徹底解説します。

生駒市の建売住宅における「LDK17帖」のリアルな立ち位置

まず、奈良県生駒市の不動産事情における「広さ」の基準を整理しましょう。

大阪市内などの都市部狭小地ではLDK14〜15帖が主流ですが、ベッドタウンである生駒市では、敷地面積が比較的ゆったりしているため、建売住宅でもLDK16帖〜20帖がボリュームゾーン(最も多い価格帯・仕様)となります。

つまり、あなたが検討している「17帖」は、生駒市においては「標準的」であり、資産価値の面でも将来売りに出した際に「狭すぎる」と敬遠されるリスクが低いサイズ感です。

 

生駒市内の建売現場を撮影して回っていますが、今のトレンドは対面キッチンを含めての17帖〜18帖ですね。それに和室4.5畳がつながっている間取りが多いです。逆に20帖を超える物件は和室がない物件が多いです。

 

「17帖は狭い」と感じてしまう3つの落とし穴

数字上は十分な広さがあるのに、内覧に行くと「あれ?意外と狭い?」と感じる物件には共通点があります。

1. 長方形か、正方形か、L字型か

最も広く見えるのは「長方形(縦長)」のLDKです。視線が奥まで抜けるため、実際の平米数以上に広く感じます。逆に、正方形に近い形状やL字型の場合、家具の配置が難しく、動線(人が通る道)を確保するとソファやテーブルが小さくなってしまうことがあります。

2. 窓とドアの位置(壁面の量)

ここが盲点です。生駒市は眺望が良いエリアも多いため、大きな窓(掃き出し窓)が複数ある物件が多いのですが、「窓が多い=家具を置く壁がない」ということでもあります。

  • テレビを置く壁がない
  • ソファの背もたれを壁につけられない

こうなると家具が部屋の中央に寄ってしまい、圧迫感が生まれます。

3. キッチンの圧迫感

最近のシステムキッチンは機能性が高い分、奥行きがあります。17帖の中にキッチン本体とカップボード(食器棚)のスペースが含まれているため、実質的な「くつろぎスペース(リビング+ダイニング)」は12〜13帖程度になる計算です。ここに過度な期待をすると「狭い」と感じてしまいます。

 

数字のマジックには注意が必要ですね。図面の「17J(帖)」という文字だけを見ず、必ず「有効壁長(家具が置ける壁の長さ)」を確認してください。物件選びも「表面上の数字」より「実質的な中身」が重要です。

 

失敗しない!17帖LDKの「ちょうどいい」家具配置実例

では、生駒市の標準的な17帖LDKを快適に過ごすための具体的な家具選びと配置のルールをご紹介します。

基本ルール:家具のサイズ感を見直す

多くの方が、新居への夢が膨らみすぎて「大きすぎる家具」を選びがちです。17帖LDKにおける「黄金サイズ」は以下の通りです。

  • ソファ:幅180cm〜200cm(3人掛けまで)。カウチソファ(L字)を置くなら、ロータイプ(背が低いもの)を選ぶ。
  • ダイニングテーブル:幅135cm〜150cm(4人掛け)。180cmの6人掛けは動線を潰します。
  • テレビボード:幅150cm〜180cm。壁一面の収納タイプは圧迫感が出るため避ける。
配置パターンA:空間を広く見せる「一直線レイアウト」

キッチンからダイニング、リビングまでが縦に並ぶ、生駒の建売で最も多い間取りでの配置です。

【ポイント】

ソファを部屋の中央に置かず、壁に寄せるか、ダイニングとの境界線として配置します。ただし、ソファの背が高いと部屋が分断されて狭く見えるため、背もたれが低いタイプを選びましょう。テレビとソファの距離は2.5m程度確保するのが理想です。

配置パターンB:リビング広々「ダイニング兼用レイアウト」

もしリビングで子供を遊ばせたい、あるいはヨガなどのスペースが欲しい場合は、思い切って「ダイニングテーブルを置かない」または「リビングダイニング兼用のソファダイニングにする」という手があります。

【ポイント】

高さ65cm前後の少し低めのテーブルとソファを組み合わせることで、食事もくつろぎも一箇所に集約。これにより、本来リビングがあったスペースが丸ごとフリースペースになり、17帖が20帖以上の体感広さになります。

 

これ、最近増えてるスタイルです!特に生駒市内で子育て世代のお客様をご案内すると、「子供が小さいうちはリビングを広く使いたいから、大きなダイニングテーブルは買わない」という判断をされる方が結構いらっしゃいますね。

 

内覧時に絶対測るべきチェックリスト

建売住宅の内覧に行く際は、メジャーを持参し、以下のポイントを必ず計測してください。

  • 冷蔵庫置き場の幅と奥行き(70cm以上あるか?食器棚との干渉はないか?)
  • テレビを置く予定の壁の長さ(コンセント位置も含めて確認。180cm以上の壁があれば理想的。)
  • カーテンレールの高さ(既製品でいけるか、オーダーが必要か。)
  • 掃き出し窓から対面の壁までの距離(ここが短いと、ソファとテレビの距離が近すぎて目が疲れます。)
  • コンセントの位置と数(スマホの充電、掃除機、空気清浄機の配置に関わります。)

Q&A:生駒の17帖LDKに関するよくある質問

お客様から実際にいただくご質問をまとめました。

  • Q1. 17帖LDKにピアノは置けますか?A. 電子ピアノ(幅140cm程度)なら可能ですが、アップライトピアノは配置場所を選びます。床補強の有無も含め、事前にご相談ください。
  • Q2. 65インチのテレビは大きすぎますか?A. 17帖の場合、視聴距離が2m〜2.5m確保できるなら問題ありませんが、55インチの方がバランスは良いケースが多いです。
  • Q3. 吹き抜けがある17帖はどうですか?A. 視線が上に抜けるため、実寸以上にかなり広く感じます。生駒の建売でも人気の仕様です。ただし冷暖房効率には注意が必要です。
  • Q4. 和室が隣接している場合はどう考えればいいですか?A. 4.5帖の和室を開け放てる間取りなら、LDKと合わせて21.5帖の大空間として使えます。建売では最強のレイアウトの一つです。
  • Q5. 家具は入居前に買った方がいいですか?A. 基本的には「内覧・採寸後」をおすすめします。特にソファは搬入経路(玄関や廊下の幅)で入らないトラブルが多発します。
  • Q6. 17帖だとエアコンは何畳用を買えばいいですか?A. 木造戸建ての場合、少し余裕を持って「20畳用」または「18畳用」を選ぶのが無難です。LDKはキッチンからの熱負荷も高いためです。
  • Q7. 狭く見せない色はありますか?A. カーテンやラグ、ソファなどの大きな面積を占めるものを、壁紙に近い「白・ベージュ・ライトグレー」などの淡い色で統一すると広く見えます。
  • Q8. 床暖房を入れると狭くなりますか?A. いいえ、広さは変わりません。むしろ床暖房があれば冬場にこたつやヒーターを置く必要がなくなるため、部屋を広く使えます。
 

「広さ」は「㎡数」だけでなく「立方体(体積)」と「視覚効果」で決まります。17帖という数字に惑わされず、実際に現地で座ったり、歩いたりして体感することが何より大切です。私たちがその際、プロの視点で「ここは家具が置きにくい」といったデメリットも正直にお伝えします。

 

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※奈良周辺エリア(大阪府、京都府)からもお問い合わせも頂いております。

生駒市の新築建売で標準的な「LDK17帖」は本当に狭いのか?実際のサイズ感や、広く見せる家具配置のコツ、内覧時のチェックポイントを不動産のプロが徹底解説。狭さを感じさせないレイアウト実例も紹介します。

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