この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。
業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定評。毎月無料住宅ローン相談受付中。
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「17帖のLDKって、狭くないですか?」
これは、奈良の建売住宅を検討される多くの方が見学時に口にされる疑問です。
たとえば、ポータルサイトでよく見る「LDK17帖」といった表記。図面上ではそこそこ広く見えても、実際に家具を置くと「思ったより圧迫感がある」「ダイニングとリビングがうまく分けられない」と感じることも。逆に、上手に配置すれば「17帖でも快適に過ごせる」という声もあります。
そこで今回は、奈良の建売住宅で採用されることが多い「LDK15帖〜20帖」の間取りをもとに、家具のサイズ感と動線の取り方を実例を交えて解説します。購入前の「広さのイメージ違い」を防ぐためにも、ぜひ参考にしてみてください。
奈良県の建売では、17帖のリビングが平均的なサイズです。
「帖(じょう)」の感覚に要注意!17帖ってどれくらいの広さ?
まず基本の整理から。1帖(畳1枚分)は約1.62㎡で、住宅の「帖数」はキッチンも含んだスペース全体の広さを指します。
つまり、LDK17帖=リビング・ダイニング・キッチンすべて合わせた広さです。
リビング単体が17帖あるわけではありません。
実際の内訳イメージ:
- キッチン:3.5帖前後
- ダイニング:4帖
- リビング:9.5帖程度
ソファやテレビを置く「リビング部分」だけで見ると、10帖以下になることも。
このため、家具を置いたときの“余白”が少なくなり、窮屈に感じやすいのです。
17帖LDKで快適に暮らす家具配置のコツ
それでは、実際の「ちょうどいい」家具配置の例を見ていきましょう。
【事例①】4人家族×17帖LDKの基本スタイル

構成:
- キッチン:対面式(3.5帖)
- ダイニングテーブル:幅135cm × 奥行80cm(4人用)
- ソファ:3人掛け(幅180cm)
- テレビボード:幅150cm
- 動線確保:60cm以上
ポイント:
- ダイニングとリビングの間に90cm程度の空間を確保
- キッチンからダイニングまでの移動がスムーズ
- ソファ背面と壁の間を50cm以上空けることで圧迫感軽減
コメント:
17帖でも、家具を最小限にすれば快適。配置にメリハリをつけることで、空間の「区切り感」も出しやすくなります。
【事例②】夫婦+小さな子ども2人のナチュラル収納重視型

構成:
- キッチン脇にパントリー棚(造作or既製)
- ダイニングテーブル横に子どもの収納ワゴン
- ソファ横に収納付きベンチを設置
ポイント:
- 壁際に収納を集約することで、中央を広く使える
- 収納家具は「高さを抑えた」ものを選ぶことで圧迫感を軽減
コメント:
LDKを家族の“生活の中心”にするには、「物が出っぱなし」にならない工夫が必須。収納付き家具やカラーボックスを活用することで、17帖でも広く感じられます。
【事例③】リビング中心型レイアウトで「くつろぎ」を重視

構成:
- ソファ:カウチ型(L字)でリビングにゆとりを持たせる
- ダイニングはカウンター利用にして省スペース
- リビングにラグとローテーブルで子どもスペース確保
ポイント:
- 食事はカウンター+簡易チェアで完結
- リビングに“床に座る”スペースを意図的に残す
コメント:
子どもが小さいうちは“床生活”中心になる家庭も多く、ダイニングを省略してリビングを広く取るスタイルが人気。17帖でも実現可能です。
建売選びの注意点:「帖数」だけで判断しない
「建売住宅の図面を見るとき、ついLDKの“帖数”ばかりに目が行きがちですが、同じ17帖でも、間取りの形やキッチン・階段の位置、壁の量によって実際に使える広さは大きく変わります。
例えば、キッチンが壁付きか対面式か、階段がLDKの中にあるか外にあるか、壁面が多くて家具を置きづらくないか…といった要素で、同じ帖数でも「広く感じる家」と「意外と狭く感じる家」に分かれてしまいます。ですので、帖数だけを見て判断するのではなく、図面上で家具の配置をイメージしながら、動線のスムーズさや家族が集まるスペースの取り方も含めてチェックすることが大切です。
帖数+間取り図+暮らし方のイメージをセットで確認しておくことが、入居後の「思ったより狭かった…」という後悔を防ぐコツになります。
よくある相談Q&A(6選)
Q1. 17帖のLDKに4人家族で住むのは無理ですか?
→ まったく問題ありません。家具選びと配置を工夫すれば、快適に過ごせます。実際、奈良の建売の多くは4人家族を想定した17帖前後のLDKです。
Q2. 20帖以上ないとゆとりがないですか?
→ 20帖あれば余裕は増しますが、土地価格や予算とのバランスを考えると、17帖前後で快適に暮らせる工夫が現実的です。
Q3. ソファとダイニングの距離はどれくらい空けるべき?
→ 最低でも80〜90cm空けると、椅子の引きや立ち座りもスムーズになります。
Q4. 吹き抜けがあると狭く感じますか?
→ 吹き抜けは帖数にカウントされず、床面積は変わらないため家具スペースはそのまま。ただし、視覚的には開放感が出ます。
Q5. 模型やVRで家具配置を試せますか?
→ 一部の販売会社ではVR内覧や3D配置シミュレーションが可能です。内覧前に図面で家具を配置してみると具体的にイメージできます。
Q6. 家具は引っ越し前に全部揃えるべき?
→ まずは最低限で入居し、実際の生活動線を確認してから追加購入するのがおすすめです。
アーキセンス不動産へのご相談はこのような方におすすめです

奈良県で建売住宅を検討されている方から、以下のようなご相談を多くいただいています。
① 「ネットで良い物件がなかなか見つからない…」
→ 実は、建築中など大手ポータルサイトに未掲載の物件が多数あります。アーキセンス不動産では、不動産業者専用のデータベースからLINE登録者限定で新着情報を先行配信。また、ご希望のエリアや条件を送るだけで、一般公開前に希望エリアの未公開物件の個別提案が可能です。
② 「住宅ローンに不安があるが、ちょっと話し辛い…」
→ アーキセンス不動産では、転職直後の方・車のローン、奨学金などの他の借入がある方・頭金があまり用意できない方・過去に延滞履歴ありの方など、ローン審査でご不安を抱えられた方の住宅ローン通過実績があります。まずは、住宅ローンアドバイザーに詳細な状況をお伝え頂ければ、問題を整理した上で皆様に最適な金融機関、プランを提案いたします。
③ 「建売物件の追加工事がしたいけど、リフォーム会社を探さないといけないのかな?」
→アーキセンス不動産では自社にリフォーム部門があるため、購入後の工事もワンストップでご相談いただけます。たとえば、食洗機や浄水器の設置などの水まわり工事、好みの位置への戸棚の造作、アクセントクロス・エコカラット施工、カーポートや太陽光発電の設置工事など、ご希望に応じたリフォームを入居後に対応可能です。※ただし、建売物件の場合、入居前のタイミングでの追加工事には対応できないケースが多いため、引き渡し後のリフォームとしてご案内しております。
④ 「この物件気に入っているんだけど、本当に買って大丈夫かな?」
→ 年間1,500棟以上一戸建て物件を調査するプロが、建物の品質・立地・価格バランスを客観的にアドバイスし、本当に購入しても良いか迷われている皆様にご判断いただく様々な物件資料、周辺状況などの資料を渡した上でご判断頂いております。
⑤ 「YouTubeで見た物件を内覧したいのですが、今週末に物件内覧できますか?」
→ 365日更新中のルームツアー動画と連動して、気になる物件は最短即日で内覧予約が可能です。ただし、建売物件は即日購入、アポイント確定していても前日、前々日などに先に内見された方で購入が決まる場合がある為、その際はご案内できないケースもございます。気になる物件がある際は、公開から早い段階でご希望を仰って頂けると内覧、購入できる可能性が高まります。
上記のいずれかに当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
(※各種相談・内覧予約はすべて無料です)
対応市町村一覧
奈良市、生駒市、大和郡山市、平群町、香芝市、三郷町、王寺町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、上牧町、広陵町、河合町、天理市、大和高田市、橿原市、葛城市、桜井市、御所市、明日香村、五條市、木津川市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市
※奈良周辺エリア(大阪府、京都府)からもお問い合わせも頂いております。
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また、アーキ・センスではホームページに掲載している物件以外にもご提案できる物件が数多くございます。まずはお気軽にご希望をお聞かせください。どんなご相談にも丁寧に対応させていただきます。
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