この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。

業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定評。毎月無料住宅ローン相談受付中。

関西圏の新築建売物件・中古物件を年間1,500棟以上チェックし、厳選した一戸建てをYouTubeで365日紹介。顧客の物件へのご要望に対する物件選定、比較などマッチング精度に定評。公式LINEでおすすめの公開前物件情報なども配信。


建売って間取りも設備も全部決まっていて、自由が利かないんでしょ?

奈良で建売住宅を検討している方から、こうしたご質問をよくいただきます。
たしかに、注文住宅に比べると自由度は限られるというのが一般的な印象です。

ただし実際には、「どこまで完成しているか」や「施工状況」、「施工会社の柔軟さ」によっては、
ちょっとした変更や追加工事が可能なケースもあります。
たとえば、壁紙(クロス)の一部変更や棚の追加、オプション設備の追加など、
ご希望に応じた“プチカスタマイズ”ができる場合もあるということをご存じでしょうか?

とはいえ、長期優良住宅に該当する物件や、構造・断熱・設備に関わる重要部分
仕様変更が難しいことが多いため、どこまで対応可能かは事前確認が必要です。

今回は、奈良で建売住宅を検討する方に向けて、
「どこまで自分好みにできるのか?」「どんな点に注意すべきか?」を
プロの視点から、わかりやすくお伝えします。


そもそも建売住宅の自由度はどのくらい?

建売住宅は「土地と建物がセットで販売される完成物件」が基本です。
しかし実際には、

  • 建築前の段階
  • 工事途中の段階で購入する
  • 完全に完成した状態で購入する
    など、タイミングによって自由度は大きく変わります。

【自由度が高い】建築前

建築確認が下りていても、工事が始まっていなければ

  • 壁紙の色や床材の選択
  • キッチンやユニットバスなどのカラーの選択

など、ハウスメーカーや施工会社が許す範囲で柔軟に対応できるケースがあります。

奈良でも大型分譲地の場合は、1棟ごとに販売タイミングが違うことが多いので、未着工の区画を狙うのがおすすめです。


【一部対応可】上棟後〜完成前

建物の骨組みが出来上がっていても、

  • 壁紙のデザイン変更
  • 外構(駐車場、庭)のデザイン変更

などは対応できることがあります。

ただし、施工スケジュールに影響が出る内容や、建築確認申請に影響する大きな間取り変更は難しいので、必ず営業担当に確認しましょう。


【意外と対応できる】完成後の建売

完成物件の場合、構造や内装は基本的に変更できません。
その代わり、引き渡し後にリフォーム業者に依頼して

  • 収納棚を追加する
  • 和室を洋室に変える
  • クロスを貼り替える
  • 太陽光パネルを設置する
  • 食洗機を設置する
  • オール電化工事をする

といった形でカスタマイズするのが現実的です。

奈良でも、リフォーム部門が併設されている会社に依頼すれば、引き渡し前にまとめて施工できる場合もあります。

こうしたオプション工事も住宅ローンに組み込むことができる場合があります!


【実例】奈良で実際に多いカスタマイズ事例

筆者のところに寄せられる相談で多いのは、以下のような追加・変更です。

◎ キッチン設備のグレードアップ

標準のシステムキッチンに食洗機やカップボードを追加する。

◎ カーポートやウッドデッキの追加

駐車場にカーポートを設置したり、庭にウッドデッキを後付けする。立水栓の設置など

◎ 外構デザインの調整

駐車スペースの拡張、フェンスや門柱の設置位置を変えるなど。

◎ 照明・カーテンレールの取付

建売では意外と標準で付いていないことが多いため、引き渡し前後にまとめて設置する人が多いです。


【注意点】建売でのカスタマイズで後悔しないコツ


✅ 1. 追加できる範囲を必ず契約前に確認する
「後から頼めばできると思っていたのに断られた」というケースが多いので、タイミングと対応範囲は契約前にチェック。


✅ 2. 工事が遅れる可能性を理解しておく
オプションが増えると工期が延びることもあります。入居タイミングとスケジュールのバランスを考えましょう。


✅ 3. ローンに組み込めるかも確認する
リフォーム費用を住宅ローンにまとめることができる場合もあるので、資金計画と合わせて検討すると負担が軽くなります。


【Q&A】建売カスタマイズでよくある質問


Q1. 工事途中での変更は追加費用が高くなる?
A. 仕様変更は着工前が一番安く済みます。工事途中だと材料の発注や人件費が余分にかかるため、追加費用は高くなりがちです。


Q2. 住宅ローンにリフォーム費用を組み込める?
A. 金融機関によって条件が異なりますが、まとめられるケースも多いです。事前にローンアドバイザーに相談してください。


Q3. 奈良でも未着工物件は多い?
A. 人気の大型分譲地では、数棟ずつ段階的に建築するので未着工区画が残っていることがあります。未公開情報を早めに入手するのがコツです。


Q4. 完成後にできること・できないことの見分け方は?
A. 間取りや水回りの配置はほぼ変更不可です。内装や外構は引き渡し後にリフォームで対応可能です。


Q5. カスタマイズの相談は誰にすればいい?
A. 施工会社か、リフォーム部門のある不動産会社に相談するのがスムーズです。外部のリフォーム会社に依頼すると保証が外れる場合もあるので要注意。


【まとめ】奈良の建売でも“自分らしさ”は足せる

建売住宅=自由度がゼロ、と思われがちですが、
実際にはタイミングと相談先次第で、思った以上にカスタマイズできる可能性があります。

大事なのは、どこまで希望を叶えたいかを整理し、信頼できる会社に早めに相談すること。
奈良で建売を検討している方は、未着工物件の情報収集やリフォーム計画も含めて一度プロに相談してみてください。


アーキセンス不動産へのご相談はこのような方におすすめです

奈良県で建売住宅を検討されている方から、以下のようなご相談を多くいただいています。

「ネットで良い物件がなかなか見つからない…」
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「建売物件の追加工事がしたいけど、リフォーム会社を探さないといけないのかな?」
→ アーキセンス不動産はリフォーム部門がある為、入居前に食洗機、浄水器などの水廻り関連のオプション工事や、好みの位置に戸棚の造作工事、アクセントクロス工事、太陽光発電等の希望のリフォーム工事を完了することも可能です。リフォーム工事金額も住宅ローンに組み込める場合がありますので、ご相談ください。

「この物件気に入っているんだけど、本当に買って大丈夫かな?」
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上記のいずれかに当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
(※各種相談・内覧予約はすべて無料です)


対応市町村一覧
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※奈良周辺エリア(大阪府、京都府)からもお問い合わせも頂いております。

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また、アーキ・センスではホームページに掲載している物件以外にもご提案できる物件が数多くございます。まずはお気軽にご希望をお聞かせください。どんなご相談にも丁寧に対応させていただきます。

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