この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。
業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定評。毎月無料住宅ローン相談受付中。
関西圏の新築建売物件・中古物件を年間1,500棟以上チェックし、厳選した一戸建てをYouTubeで365日紹介。顧客の物件へのご要望に対する物件選定、比較などマッチング精度に定評。公式LINEでおすすめの公開前物件情報なども配信。

「建売住宅を購入する時に、ちょっとだけ手を加えて自分好みにしたい。でも、その工事費を現金で払うのはキツい…」
そんな悩みを抱える方は、少なくありません。
例えば、「食洗機を付けたい」「リビングにエコカラットを入れたい」「玄関に収納を造作したい」「カーポートを設置したい」「太陽光を設置したい」など、購入時点では“ちょっとした希望”であっても、実際に見積もると数十万円〜百万円超えになることもあります。
今回は、建売購入時にリフォーム費用をローンに組み込めるのか? その具体的な方法や注意点、実際に奈良県で成功した事例を交えながら、わかりやすく解説します。
建売はシンプルな設備が多く、オプション工事はある程度必須になります!
「ローンにリフォーム費用を追加したい」という相談は非常に多い
住宅購入を検討される方の多くは、できるだけ無駄な出費を抑えたいと考えています。一方で、「あと少し理想に近づけたい」という希望も強くあります。
特に最近は、以下のような理由でリフォーム希望が増えています。
- 建売住宅でも自分好みにカスタマイズしたい
- 新築のままでは足りない機能(収納・シャッター・食洗機・カーポートなど)を追加したい
- 見た目やデザインにこだわりたい
- 入居後すぐに快適な生活を始めたい
このような要望に対して、住宅ローンでリフォーム費用も一括借入できるローンの活用が注目されています。
実際にあったケース:奈良市の30代夫婦の例
【ご相談内容】
奈良市内の新築建売物件を購入予定の30代ご夫婦。
物件価格は2,980万円。
リビングにエコカラット施工、キッチンに食洗機追加、外構にカーポート設置を希望。合計見積額:約90万円。
【課題】
手元資金が少なく、引っ越し費用や家具家電の購入にも充てたい。現金で90万円の追加工事費を払うのは難しい。
【解決策】
アーキセンス不動産の提携リフォーム部門で工事プランを事前に確定し、住宅ローン申込時に「工事費込み」でローン審査を申請。
合計借入額:3,270万円(建物+土地+リフォーム費用+諸費用)。
金融機関:都市銀行の一体型住宅ローンを利用。
【結果】
無事ローン審査も通過し、引き渡し後1週間でリフォーム工事を実施。引っ越しと同時に理想の住まいをスタート。
アーキ・センスにはリフォーム部門があるので、住宅ローン申し込みの時点で工事費の概算を出すことができます。
リフォーム費用を住宅ローンに含める方法とは?
建売住宅を購入する際に、リフォーム費用を住宅ローンに含める方法はいくつかあります。
① 一体型ローンを利用する(物件+リフォームを同時審査)
金融機関によっては、建物とリフォームを「セット」として評価し、総額での融資審査が可能な商品があります。
ただし、以下のような条件が必要です。
- 工事内容・見積書がローン申込時に必要
- 着工時期は物件引き渡し後になることが多い
- 提携リフォーム業者の利用が求められる場合あり
② リフォームローンを別で組む(セカンドローン)
住宅ローンとは別に、リフォーム専用ローンを組む方法もあります。
メリットとしては、柔軟性がある点。ただし、金利がやや高くなる場合があり、審査も別で行われるため負担が大きくなる可能性も。
一般的に、金利は住宅ローン<リフォームローンです。
できるだけ住宅ローンでの借り入れがおすすめです。
知っておきたい注意点とアドバイス
- 事前準備が重要
住宅ローンにリフォーム費用を含めるには、物件契約前、ローン申込前の段階で相談する必要があります。購入直前やローン審査通過後では手遅れになるケースも。 - 使える金融機関は限られる
どの銀行でも一体型ローンが使えるわけではありません。対応可能な商品を扱っているか、事前に確認が必要です。 - リフォーム内容はしっかり精査を
見た目や憧れだけでプランを決めず、「生活導線」「将来のメンテナンス性」も含めて、プロと相談しながら決めましょう。
よくある相談Q&A
Q1. ローンにリフォーム費用を含めるには、どのタイミングで言えばいいですか?
A. 物件を本格検討する段階で、不動産会社に必ず伝えてください。ローン申込後では間に合わない場合が多いため、最初の相談がカギです。
Q2. 自由に選んだリフォーム業者でもローンに組めますか?
A. 銀行によっては「提携業者のみ」の制限がありますが、対応できるところもあります。提案前に業者の自由度を確認しましょう。
Q3. リフォーム込みのローンにすると、審査が厳しくなりますか?
A. 総額が上がるため、年収や他の借入によっては審査基準が厳しくなることも。ただし、金利が低い住宅ローンで組めるため、トータルの負担は軽くなるケースが多いです。
Q4. 引き渡し前にリフォームはできますか?
A. 原則、建売住宅では引き渡し後にリフォームを行うのが基本です。売主の都合や瑕疵責任の関係上、引き渡し前工事は断られるケースが大半です。
Q5. いくらぐらいまでリフォーム費用として組み込めますか?
A. 工事内容にもよりますが、一般的には100万円〜150万円程度までが目安です。それ以上になると別枠での対応が必要な場合があります。
Q6. エコカラットや造作棚など、細かい工事もローンに入れられますか?
A. はい、対応可能な金融機関・業者であれば問題ありません。事前にしっかり明細を出し、ローンに反映できるように調整します。
Q7. 外構(カーポートやウッドデッキなど)はローンに含められますか?
A. 含められるケースが多いですが、工事の規模や業者によっては一部対象外となることもあります。こちらも事前確認が必要です。
Q8. どこに相談すれば、ローンとリフォームの両方に詳しい人に会えますか?
A. アーキセンス不動産では、住宅ローンとリフォームの両方に精通したスタッフが在籍しています。ワンストップで相談・見積・申請まで対応可能です。
アーキセンス不動産へのご相談はこのような方におすすめです

奈良県で建売住宅を検討されている方から、以下のようなご相談を多くいただいています。
① 「ネットで良い物件がなかなか見つからない…」
→ 実は、建築中など大手ポータルサイトに未掲載の物件が多数あります。アーキセンス不動産では、不動産業者専用のデータベースからLINE登録者限定で新着情報を先行配信。また、ご希望のエリアや条件を送るだけで、一般公開前に希望エリアの未公開物件の個別提案が可能です。
② 「住宅ローンに不安があるが、ちょっと話し辛い…」
→ アーキセンス不動産では、転職直後の方・車のローン、奨学金などの他の借入がある方・頭金があまり用意できない方・過去に延滞履歴ありの方など、ローン審査でご不安を抱えられた方の住宅ローン通過実績があります。まずは、住宅ローンアドバイザーに詳細な状況をお伝え頂ければ、問題を整理した上で皆様に最適な金融機関、プランを提案いたします。
③ 「建売物件の追加工事がしたいけど、リフォーム会社を探さないといけないのかな?」
→アーキセンス不動産では自社にリフォーム部門があるため、購入後の工事もワンストップでご相談いただけます。たとえば、食洗機や浄水器の設置などの水まわり工事、好みの位置への戸棚の造作、アクセントクロス・エコカラット施工、カーポートや太陽光発電の設置工事など、ご希望に応じたリフォームを入居後に対応可能です。※ただし、建売物件の場合、入居前のタイミングでの追加工事には対応できないケースが多いため、引き渡し後のリフォームとしてご案内しております。
④ 「この物件気に入っているんだけど、本当に買って大丈夫かな?」
→ 年間1,500棟以上一戸建て物件を調査するプロが、建物の品質・立地・価格バランスを客観的にアドバイスし、本当に購入しても良いか迷われている皆様にご判断いただく様々な物件資料、周辺状況などの資料を渡した上でご判断頂いております。
⑤ 「YouTubeで見た物件を内覧したいのですが、今週末に物件内覧できますか?」
→ 365日更新中のルームツアー動画と連動して、気になる物件は最短即日で内覧予約が可能です。ただし、建売物件は即日購入、アポイント確定していても前日、前々日などに先に内見された方で購入が決まる場合がある為、その際はご案内できないケースもございます。気になる物件がある際は、公開から早い段階でご希望を仰って頂けると内覧、購入できる可能性が高まります。
上記のいずれかに当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
(※各種相談・内覧予約はすべて無料です)
対応市町村一覧
奈良市、生駒市、大和郡山市、平群町、香芝市、三郷町、王寺町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、上牧町、広陵町、河合町、天理市、大和高田市、橿原市、葛城市、桜井市、御所市、明日香村、五條市、木津川市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市
※奈良周辺エリア(大阪府、京都府)からもお問い合わせも頂いております。
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また、アーキ・センスではホームページに掲載している物件以外にもご提案できる物件が数多くございます。まずはお気軽にご希望をお聞かせください。どんなご相談にも丁寧に対応させていただきます。
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