この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。 業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定…
この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。
業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定評。毎月無料住宅ローン相談受付中。
関西圏の新築建売物件・中古物件を年間1,500棟以上チェックし、厳選した一戸建てをYouTubeで365日紹介。顧客の物件へのご要望に対する物件選定、比較などマッチング精度に定評。公式LINEでおすすめの公開前物件情報なども配信。
「収納は多いのに、なぜか使いにくい」「リビング広いのに狭く感じる」「子どもが成長したら困るって言われた」
──こうした声は、奈良で新築一戸建てを購入された方からよく聞くものです。
間取り図を見たときには理想的に思えたのに、実際に住んでみると不便を感じる。この“間取りの落とし穴”は、想像以上に多くの方が経験している現実です。
この記事では、奈良県内でよく見られる新築一戸建ての間取りの特徴と、その中に潜む見落としがちなポイントを、不動産のプロが実例と共に詳しく解説します。住んでから後悔しないために、ぜひ最後までご一読ください。
よくある間取りタイプとその「盲点」
1. 「4リビング階段」は本当に便利？
リビング階段は子どもの帰宅や外出を把握しやすく、コミュニケーションがとりやすいということで人気があります。奈良の新興住宅地でも多く採用されています。
しかし、注意点も。
- 冬場は暖房効率が悪く、2階の冷気が降りてくる
- 2階の音や気配がリビングに伝わりやすく、落ち着かない
- 来客時に子どもが気を使う（友達を連れて通るのを嫌がる）
家族構成や生活スタイルによっては、「便利さ」が「不快さ」に変わる可能性があるため慎重に選ぶべき間取りです。
2. 「1階に和室（または洋室）」は使わなくなる!?
4LDKの一部に「1階の和室」や「小さめの洋室」がある物件も多い奈良の建売ですが、実際には使われず“物置”化している例が少なくありません。
なぜなら――
- 生活の中心が2階（寝室や子ども部屋）になるため使い道が限られる
- 狭くて収納家具が置きにくい
- 子どもが小さい時期（0〜3歳）以外では使い道に困る
モデルハウスで見たときの「和の雰囲気」や「将来の親との同居」のような将来像だけで選ぶと、現実の暮らしに合わないケースが多くなります。
3. 「LDK18帖以上」の落とし穴
広々としたLDKは確かに魅力的ですが、以下のような声もあります。
- ソファやダイニングを置くと動線が狭くなってしまった
- キッチンの目の前がすぐテレビになり、油はね・音が気になる
- 窓が大きく家具の配置が限られる
LDKの帖数よりも、「どの位置に何を配置できるか」をイメージできるかが重要です。帖数だけに注目して選んでしまうと、家具を置いたら「こんなに狭かったの!?」となることも。
4. 「ウォークインクローゼット（WIC）」＝収納が多い、は誤解
人気のウォークインクローゼットも、形状や配置によっては使いにくい収納になってしまいます。
例えば、
- 細長いWICは中まで入りづらく、奥がデッドスペースに
- 入口が部屋の奥にあり、毎朝の身支度が面倒
- そもそも畳数に比べて収納量が少ない（“歩くスペース”がある分収納が減る）
収納は「広さ」より「取り出しやすさ・戻しやすさ」で判断すべきです。
5. 子ども部屋の「将来の分け方」が想定されていない
「10帖を2人で使って、将来仕切ればいい」と考えている方も多いですが、奈良の建売でよくあるパターンは“仕切れない構造”になっていることが多々あります。
- 窓が1つしかなく、片方は暗い部屋になる
- 出入り口が1つだけで不便
- エアコンの設置場所が1つしかない
実際には、「使いきれずに物置状態」「家族の使い方に合わず後から間仕切りリフォームへ」…というケースも見られます。
あらかじめ仕切る予定がある場合は、その前提で設計されているかどうかを、間取り図でしっかり確認しておくことが大切です。
家の購入は多くの人にとって一生に一度のことです。
長く住むことを考えて間取りを選びましょう！
奈良の住宅事情と間取りの特徴
奈良は比較的土地が広く取れるエリアも多く、郊外に行くほど「車必須」「家が大きい」傾向が強まります。
- 生駒市・奈良市の一部： 駅近の土地は狭めでどコンパクト設計の物件も
- 香芝市・広陵町・上牧町： 駐車2〜3台可能な敷地と4LDKが一般的
- 王寺町・河合町： 高低差があり、物件まで階段を使う物件も
エリアにより、間取りの特徴・建築条件が大きく異なります。見た目の「広さ」ではなく、暮らしの「使いやすさ」を意識して見極めることが大切です。
よくある相談Q&A
Q1. 収納が多い物件がいいのですが、何をチェックすべきですか？
→ 収納の「量」より「場所」と「形」を確認しましょう。出し入れしやすい高さ・棚の奥行き・ハンガーパイプの有無が重要です。
Q2. 将来の同居も考えて1階に部屋がある家を探していますが、本当に必要ですか？
→ 現時点で同居予定が確定していないなら、1階の部屋が無駄になる可能性も。後から増築・リフォームできる選択肢もあります。
Q3. 子どもが巣立った後の部屋が無駄になりそうで不安です
→ 多目的室や書斎として再活用できる柔軟な間取りを選ぶことで、空室リスクを抑えられます。
Q4. リビング階段が寒そうで不安です
→ 実際に冬場に内覧できればベスト。可能であれば、建物の断熱性や気密性を施工会社に確認しましょう。
Q5. モデルハウスと実際の建売住宅、間取りに差がある？
→ モデルハウスは「見せ方重視」で作られていることが多く、収納の量や動線が異なるケースがあります。実際に販売される物件で家具の配置まで想定して確認するのが大切です。
Q6. 間取りを変更できる建売物件ってありますか？
→ ごく一部ですが、建築前であれば一部間取り変更が可能な建売もあります。早めの相談がポイントです。
Q7. 共働き家庭に合う間取りはありますか？
→ 玄関近くにファミリークロークやランドリールームがある物件は、帰宅〜家事動線がスムーズでおすすめです。
Q8. 二世帯で住む場合、建売では難しい？
→ 完全分離型は建売ではほぼ見かけませんが、1階と2階で生活空間を分けられる間取りもあります。水回りの数を確認しましょう。
アーキセンス不動産へのご相談はこのような方におすすめです
奈良県で建売住宅を検討されている方から、以下のようなご相談を多くいただいています。
① 「ネットで良い物件がなかなか見つからない…」
→ 実は、建築中など大手ポータルサイトに未掲載の物件が多数あります。アーキセンス不動産では、不動産業者専用のデータベースからLINE登録者限定で新着情報を先行配信。また、ご希望のエリアや条件を送るだけで、一般公開前に希望エリアの未公開物件の個別提案が可能です。
② 「住宅ローンに不安があるが、ちょっと話し辛い…」
→ アーキセンス不動産では、転職直後の方・車のローン、奨学金などの他の借入がある方・頭金があまり用意できない方・過去に延滞履歴ありの方など、ローン審査でご不安を抱えられた方の住宅ローン通過実績があります。まずは、住宅ローンアドバイザーに詳細な状況をお伝え頂ければ、問題を整理した上で皆様に最適な金融機関、プランを提案いたします。
③ 「建売物件の追加工事がしたいけど、リフォーム会社を探さないといけないのかな？」
→アーキセンス不動産では自社にリフォーム部門があるため、購入後の工事もワンストップでご相談いただけます。たとえば、食洗機や浄水器の設置などの水まわり工事、好みの位置への戸棚の造作、アクセントクロス・エコカラット施工、カーポートや太陽光発電の設置工事など、ご希望に応じたリフォームを入居後に対応可能です。※ただし、建売物件の場合、入居前のタイミングでの追加工事には対応できないケースが多いため、引き渡し後のリフォームとしてご案内しております。
④ 「この物件気に入っているんだけど、本当に買って大丈夫かな？」
→ 年間1,500棟以上一戸建て物件を調査するプロが、建物の品質・立地・価格バランスを客観的にアドバイスし、本当に購入しても良いか迷われている皆様にご判断いただく様々な物件資料、周辺状況などの資料を渡した上でご判断頂いております。
⑤ 「YouTubeで見た物件を内覧したいのですが、今週末に物件内覧できますか？」
→ 365日更新中のルームツアー動画と連動して、気になる物件は最短即日で内覧予約が可能です。ただし、建売物件は即日購入、アポイント確定していても前日、前々日などに先に内見された方で購入が決まる場合がある為、その際はご案内できないケースもございます。気になる物件がある際は、公開から早い段階でご希望を仰って頂けると内覧、購入できる可能性が高まります。
上記のいずれかに当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
（※各種相談・内覧予約はすべて無料です）
対応市町村一覧
奈良市、生駒市、大和郡山市、平群町、香芝市、三郷町、王寺町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、上牧町、広陵町、河合町、天理市、大和高田市、橿原市、葛城市、桜井市、御所市、明日香村、五條市、木津川市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市
※奈良周辺エリア（大阪府、京都府）からもお問い合わせも頂いております。
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