この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。 業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定…
この記事は、2名の不動産のプロが共同執筆しています。
業界歴30年以上。元大手住宅メーカー店長。住宅ローンアドバイザー。注文住宅・メンテナンス・リフォーム事業での経験も長く、長期視点でのアドバイスに定評。毎月無料住宅ローン相談受付中。
勝村：関西圏の新築建売物件・中古物件を年間1,500棟以上チェックし、厳選した一戸建てをYouTubeで365日紹介。顧客の物件へのご要望に対する物件選定、比較などマッチング精度に定評。公式LINEでおすすめの公開前物件情報なども配信。
「駅から徒歩15分以内だったし、南向きだったから将来も売りやすいと思って買ったけど、いざ売ろうとしたら全然値がつかなかった…」
「同じ分譲地内の別の家が100万円以上高く売れていて、自分の家がなぜ安いのか分からない…」
こうした声を、筆者は実際の住宅相談で何度も耳にしてきました。
建売住宅は「完成済で見て選べる」「価格が明確でわかりやすい」などのメリットがありますが、同時に「資産性を軽視して購入すると後々後悔しやすい」点も見逃せません。
今回の記事では、建売住宅を資産価値という観点から見たとき、後悔しない購入のために「どこを優先すべきか」を不動産のプロ目線で解説していきます。
Contents
資産性を左右する要素は「立地」と「土地の形状」
資産価値とは「将来売却する時にどれだけ価値が残っているか」という視点で住宅を評価することを指します。中でも建売住宅の場合、以下の2点がとくに重要です。
1. 立地：利便性＋周辺の将来性
奈良県内でも、たとえば「奈良市の学園前」「王寺町の王寺駅周辺」「香芝市の五位堂駅周辺」などは、交通利便性と教育環境、生活利便性のバランスが良く、再販時にも安定した需要があります。
一方、駅から遠い郊外エリア、買い物や学校が不便な場所は、築年数が経つほど価格下落の傾向が強まります。
プロの見解：将来、売却や賃貸に出す可能性が少しでもあるなら「駅近」または「利便性の高いエリア」は資産性の面で有利です。
2. 土地の形状と接道条件
同じ分譲地内でも、「南向き整形地・間口が広い土地」と「旗竿地（細い通路の奥）・北向き・高低差あり」では将来の売却価格に差が出ることが少なくありません。
土地自体が売却時の資産価値の基準になるため、建物だけでなく「土地条件」もしっかり確認する必要があります。
建物の資産価値は時間と共に減少するのが前提
一部では「注文住宅より安く建てられている＝すぐに劣化する」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。実際には、施工会社の技術や使われる建材の質、工事管理体制の充実度によって、10年・20年後の状態に大きな差が出ることがあります。中には、適切な施工と維持管理が行われていることで、長期間にわたって良好な状態を保つ建売住宅も存在します。
プロの見解： 建物の品質を見極める際は、「施工会社の実績や過去の施工事例」「アフターサービスや保証内容」「第三者機関による検査結果」などを事前に確認することが重要です。こうしたチェックを行うことで、長期的な価値低下のリスクを抑え、資産価値をできるだけ維持することにつながります。
長期優良住宅や住宅性能評価は販売時にもプラスになります
【ランキング】後悔しない建売購入の優先ポイントTOP5
第1位：駅徒歩15分以内 or 最寄バス停から15分圏内で駅アクセス良好
売却時に一番効くのは、なんだかんだで「通勤・通学しやすい場所」です。奈良県ではバス利用の駅アクセスも考慮されるので、バス便もチェックしましょう。
第2位：整形地（正方形・長方形）の南向き
土地の形や向きは建て替え時・売却時にも影響します。三角形や極端な変形地は要注意。
第3位：周辺環境に将来性（大型施設・商業開発予定など）があるか
将来的な発展性は資産性の維持に直結します。たとえば、駅前再開発や新しい学校設置など。
第4位：近隣の戸建流通価格が安定しているエリアか
自分が買おうとしているエリアの中古流通価格を調べてみましょう。売却の目安がわかります。
第5位：長期優良住宅の取得物件
こうした性能表示がある物件は、将来的な価値維持・ローン優遇などの面でメリットがあります。
奈良県内エリア別の資産性傾向（抜粋）
- 奈良市・生駒市：再販価格が比較的安定。特に学園前～登美ヶ丘周辺はファミリー層の人気が根強い。
- 香芝市・王寺町・広陵町：大阪方面への通勤者に人気。駅近・大型商業施設付近は資産性高。
- 橿原市・大和高田市：市街地は利便性が高く、中古戸建の取引も活発。
地域によって「中古価格の維持率」に差があるため、住みたい場所と資産性のバランスを取ることが重要です。
よくある相談Q&A
Q1：建売住宅は「資産にならない」と聞いたのですが、本当ですか？
A1：資産価値は「立地」と「土地条件」で大きく変わります。建物は減価しますが、土地は資産として残ります。
Q2：売却するとき、どんな建売住宅が高く売れますか？
A2：「駅近」「整形地」「南向き」「周辺に商業施設あり」などの条件がそろった物件です。
Q3：住宅ローン完済後、価値が残る家を買いたいです。どこを見れば？
A3：土地の条件と地域の将来性（再開発・人口推移）をチェックしましょう。
Q4：資産性よりも「今の住み心地」で選んではダメですか？
A4：もちろん生活の満足度も大切ですが、「いざというとき売れるか」も少しだけ意識しておくと安心です。
Q5：資産性がある家＝高い家ですか？
A5：必ずしも高額物件が資産性が高いわけではありません。1,800万円台でも立地と土地形状が良ければ十分資産になります。
Q6：旗竿地はやめた方がいいですか？
A6：資産価値の維持という面では不利ですが、価格が割安なので「長く住む前提」なら選択肢としてアリです。
Q7：築浅の建売を買う方が得ですか？
A7：築浅物件は「初期費用を抑えて資産性も得られる」可能性があるため、良い条件ならおすすめです。
Q8：最終的に後悔しない買い方って？
A8：「将来どうするか」の選択肢を持てる家を買うこと。つまり、「住みやすい」と「売りやすい」が両立していることが理想です。
アーキセンス不動産へのご相談はこのような方におすすめです
奈良県で建売住宅を検討されている方から、以下のようなご相談を多くいただいています。
① 「ネットで良い物件がなかなか見つからない…」
→ 実は、建築中など大手ポータルサイトに未掲載の物件が多数あります。アーキセンス不動産では、不動産業者専用のデータベースからLINE登録者限定で新着情報を先行配信。また、ご希望のエリアや条件を送るだけで、一般公開前に希望エリアの未公開物件の個別提案が可能です。
② 「住宅ローンに不安があるが、ちょっと話し辛い…」
→ アーキセンス不動産では、転職直後の方・車のローン、奨学金などの他の借入がある方・頭金があまり用意できない方・過去に延滞履歴ありの方など、ローン審査でご不安を抱えられた方の住宅ローン通過実績があります。まずは、住宅ローンアドバイザーに詳細な状況をお伝え頂ければ、問題を整理した上で皆様に最適な金融機関、プランを提案いたします。
③ 「建売物件の追加工事がしたいけど、リフォーム会社を探さないといけないのかな？」
→アーキセンス不動産では自社にリフォーム部門があるため、購入後の工事もワンストップでご相談いただけます。たとえば、食洗機や浄水器の設置などの水まわり工事、好みの位置への戸棚の造作、アクセントクロス・エコカラット施工、カーポートや太陽光発電の設置工事など、ご希望に応じたリフォームを入居後に対応可能です。※ただし、建売物件の場合、入居前のタイミングでの追加工事には対応できないケースが多いため、引き渡し後のリフォームとしてご案内しております。
④ 「この物件気に入っているんだけど、本当に買って大丈夫かな？」
→ 年間1,500棟以上一戸建て物件を調査するプロが、建物の品質・立地・価格バランスを客観的にアドバイスし、本当に購入しても良いか迷われている皆様にご判断いただく様々な物件資料、周辺状況などの資料を渡した上でご判断頂いております。
⑤ 「YouTubeで見た物件を内覧したいのですが、今週末に物件内覧できますか？」
→ 365日更新中のルームツアー動画と連動して、気になる物件は最短即日で内覧予約が可能です。ただし、建売物件は即日購入、アポイント確定していても前日、前々日などに先に内見された方で購入が決まる場合がある為、その際はご案内できないケースもございます。気になる物件がある際は、公開から早い段階でご希望を仰って頂けると内覧、購入できる可能性が高まります。
上記のいずれかに当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
（※各種相談・内覧予約はすべて無料です）
対応市町村一覧
奈良市、生駒市、大和郡山市、平群町、香芝市、三郷町、王寺町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、上牧町、広陵町、河合町、天理市、大和高田市、橿原市、葛城市、桜井市、御所市、明日香村、五條市、木津川市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市
※奈良周辺エリア（大阪府、京都府）からもお問い合わせも頂いております。
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